◆さよなら、女たち(4)。ヌーリの故郷メダンを訪れて想う

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インドネシア編
翌朝、ヌーリを一度セチア・ジャヤに帰したが、昼下がりにはすぐセチヤ・ジャヤに行って彼女と合流した。

翌日、バタム島を経由してシンガポールに戻るつもりだった。それを伝えると、彼女は不安そうな、落ち着きのない表情をした。小さな顔の大きな目が、食い入るように私を見つめている。

「今度はいつ来るの?」

カレンダーを見つめ、恐らく大丈夫だろうと思われる2ヶ月後を指差した。

「戻ってきたら、またセチア・ジャヤに来る? ヌーリ、あなたを待っている。オーケー? 寝て起きて、寝て起きて、あなたを待っている」

それからヌーリは、昨日からずっと使っている私の辞書を取り出して、時間をかけてひとつの単語を捜し出して私に見せた。

それは「約束」と書かれていた。

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