腰痛なのでダイエットしたいが、糖質制限ダイエットだけは私には無理そうだ

腰痛なのでダイエットしたいが、糖質制限ダイエットだけは私には無理そうだ

コロナ禍のステイホームによって増えているのが「コロナ太り」だ。かくいう私もかなり太ってしまった。ひとまずは「腰痛」を何とか軽減させたいので、体重を減らすしかなくなった。今、働き盛りの半分以上は「コロナ太り」となっている。あなたは大丈夫だろうか。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

年を越した頃には目も当てられないことになってしまう

コロナ禍のステイホームによって太ったという人は大勢いて、ある健康管理アプリ開発会社の調査によると「およそ57%の人で体重増加が見られた」としている。この会社とは別の会社が30代~40代のテレワークを経験したことがある会社員を対象にした調査では62.9%が「太った」と回答している。

その理由は間違いなく「運動不足」であると言うことなのだが、在宅時間が長くなると好きな時に食べることができるし、場合によってはのべつ幕なしに間食をすることもあるわけで、油断していると体重増加は避けられない。

コロナ禍が肥満の原因になっているので、こういうのを「コロナ太り」と称されるようになっている。

肥満だと新型コロナウイルスに感染したら重症化するという統計もある。コロナ禍のステイホームで肥満になり、油断してコロナに感染したら重症化するというのは誰もが避けたいところだ。

しかしながら、これから季節は秋から冬に向かう。この季節になれば寒くて運動量が減るので、ますます太りやすい環境になる。今のうちに体重を落としておかないと、年を越した頃には目も当てられないことになってしまう。

かく言う私も、コロナ禍で自分でも分かるほど太ってしまって身体が重く、それに伴って以前から治らない腰痛が無視できないほどひどくなりつつある。

別に今さら太って容姿が崩れてもどうでもいいのだが、腰痛がひどくなることだけは避けたい。実はこれを書いている今も腰痛がひどくて、長く座っているのがつらい。私もそろそろ体重を減らす必要性に迫られているということでもある。

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糖質制限を私が始めると「肉以外に何も食べない食事法」に

昨日、ある人と「そろそろ痩せないといけない」という話をした時、「痩せるなら糖質制限が絶対に効く」と言われた。今、世間《ちまた》では糖質制限ダイエットが爆発的に流行していて多くの人がそれで痩せているのだという。

多くの人がこのダイエットを絶賛しており、いまやダイエットといえば糖質制限というほど市民権を得ている。「痩せたいのなら、このダイエットこそ始めるべき」と私も強く勧められた。

ところで、この糖質制限ダイエットというのはどういうものなのかというと、平たく言えば「炭水化物を制限するダイエット法」である。

糖質といえば誰もが砂糖入りのお菓子や砂糖入りの飲料を思い浮かべるのだが、実は日本人の主食であるご飯や、国民食であるパンも糖質の一種である。米やパンは炭水化物だが、炭水化物も糖質なのだ。

そのため、糖質制限ダイエットというのは、炭水化物全般を食べないか極度に制限するダイエットとなる。

面白いことに、太りやすいと思われている肉に関しては、特に制限は設けられていないことである。肉はいくらでも食べて良い。そのかわり、炭水化物を厳しく排除するのである。

私自身は肉食系なので、これはまさに私向けのダイエットだと喜んだのだが、しかしよくよく考えると、どのジャンクフードにも必ず炭水化物が混じっている。肉のみで構成されている料理などない。

私自身は極度の偏食であまり野菜を食べないのだが、そこに炭水化物まで減らしていくのだから、糖質制限ダイエットを私が始めると「肉以外に何も食べない食事法」になってしまう。

私の極度の偏食が、糖質制限でますます加速することになる。それはそれでも痩せるまでは良いかと考えたのだが、よくよく考えてさすがにこれでは極端すぎると思い直して糖質制限ダイエットは「やらない」ことにした。

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インド人こそ糖質制限が絶大に効くダイエットになる

ただ、一時的に糖質制限ダイエットの検討したことで気がついたのだが、もしかしたら私は肉よりも炭水化物の方が好きだったのかもしれない。肉がないのは確かにつらいが、炭水化物がない方がもっとつらい。

「ご飯系も食べられない、パン系も食べられない、シリアルフード系も食べられない」となると、私は朝も昼も夜も肉だけを食べなければならない。さすがにそれはどうかと思う。

むしろ逆に、肉は食べられないが炭水化物を食べても良いと言う方が私に合っている。私には炭水化物は必要だったのだ。

本気で糖質制限ダイエットをしている人は、炭水化物を一切とらず野菜と肉で乗り切っているようなのだが、いくらそれを勧めている医者が問題ないと言っても、炭水化物をゼロに、あるいは極度に切り詰めて大丈夫なのだろうかと言う懸念が浮かぶ。

しかし、これも面白いところなのだが、糖質制限を勧めている医師たちによると、人類はむしろ糖質を取りすぎていて、糖質過多で不健康になっているのだと言う。つまり炭水化物を切り詰めた方が健康に良いと言うわけである。

なるほど、そうかもしれないと思う。ふと思い出すのは、インド東部の大都市コルカタで知り合ったスラムの住民たちのことである。彼らは貧しい生活をしているのにもかかわらず、どの男性も女性もみんな肥満であった。

インド人は若者も腹だけが丸くせり出していることも多い。

彼らは「我々の民族は体質的に太りやすい」とよく言い訳しているが、私はそれは違うと思っている。彼らと一緒に過ごすとわかるのだが、インドは実に米が安く豊富で彼らは毎日米を大量に食べている。要するに、貧困層でも炭水化物を過剰に取れる環境にあったのだ。

貧困層のカレーには具が何も入っていないことが多い。しかし、ご飯だけは大量に盛ってある。彼らの肥満はコメ太り、炭水化物太り、すなわち糖質太りだったのである。インド人こそ糖質制限が絶大に効くダイエットになるはずだ。

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ダイエットは40代や50代になると失敗する確率が高まる

そんなわけで糖質制限ダイエットを調べれば調べるほど、もしかしたらこのダイエットが正しいのかもしれないという思いも強くあったりするのだが、私自身は無理そうだ。別のダイエットをしたい。

そのダイエットは何かというと、昔ながらのカロリーを制限するダイエットである。一日の基礎代謝を考えてそれ以下のカロリーにする。カロリーを摂りすぎたと思ったら運動する。

端的に言うと、好きなものを食べたとしても「食べる量を減らす」という、タネも仕掛けもない当たり前のダイエットである。食べる量を減らすのは確かにつらいことかもしれないが、炭水化物を排除する方が私にはもっとキツい。

いずれにせよ食事制限をしなければならないというのは、意志の力が必要になる。気がついたら無意識に基礎代謝以上のカロリーを摂ってしまう今の生活に慣れた身としては、これからしばらくはストレスのかかる生活になりそうだ。

「コロナ太り」は私だけではないので、遅かれ早かれ多くの人がダイエットに取り組まざるを得ないだろう。

ちなみに、ダイエットは40代や50代になると失敗する確率が高まる。

なぜなら、年齢が上がるにつれて新陳代謝が落ちてしまっている上に、筋肉量もなくなり、さらに運動量も減ってしまうからである。食べたら若年層よりも太りやすく痩せにくい。

まして、年齢が上がると容姿も衰えてきているわけで、容姿のためだけにダイエットをしようとしてもモチベーションが続かない。

そう考えると私のダイエットも成功するかどうかわからないのだが、ひとまずは今目の前にある危機である「腰痛」のリスクを何とか軽減させたいので、体重を減らすしかない。

ところで、あなたの体重は大丈夫だろうか?

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