アメリカがベトナム戦争を戦っていた1960年代後半から、マリファナはアジアを通してアメリカに流入していった。
そして、それは当時のヒッピー文化と密接に結びついて、ついにはカウンタ・カルチャーのシンボルとなった。
ヒッピー文化は結局マリファナのようなドラッグから、LSDやヘロインというヘヴィー・ドラッグに移行して自壊してしまったのだが、マリファナ文化の影響力だけはずっと残った。
マリファナに対する郷愁は、非常に強いものをアメリカ人に残したようだ。
だから、今でも世界各国でマリファナ合法運動が起きて、アメリカのワシントン州やコロラド州のようにマリファナを嗜好品として合法化する州も出てきた。
合法化されていなくても、もともとアメリカにはマリファナがメキシコから大量に流れてきていた。
アメリカのマリファナの総量は推定で5000トン以上、マリファナを吸ったことのある人口も3000万人以上になると言われている。ずっと昔から、それはアメリカに定着していたのだ。