風俗サイトで多くの女性がプロフィールを持っているのだが、ほとんどは「性サービスに興味があった、それを楽しみたいから」みたいな内容が白々しく書かれている。
男たちは女性がどんな性格なのかを少しでも手がかりを得るためにそれを参考にするのだが、どう読んでも営業でしかないそんな内容に「こんなものを信じる男はいるのか」と私は思ってしまうのだが、そういう紹介が大量にあるということは、それなりに読まれているのだろうと思う。
「金が必要だったから仕方なく風俗の仕事を選んだ」と書いている女性はただのひとりもいないのだが、はっきり言って女性の本音はこちらだろう。
コロナ禍で一時は風俗の世界も女性が消えたのだが、2020年の秋あたりから逆に開き直った女性たちがどんどん入ってきていており、素人同然の女性が逆に増えているという傾向を聞いている。
この素人の女性たちはどのような経路で仕事を見つけるのだろうか。
多くの女性はまわりに黙って風俗求人サイトである「バニラ」「ラブボニータ」「15(いちご)NAVI」「ホスラブ求人」のようなもので地域と金額と仕事内容を選んで面接して仕事を見つける。
震えながら電話し、相手が出たら思わず切って汗でぐっしょりになっていたという話も女性から聞いたことがある。初めての女性が風俗に入るというのは、普通の会社に入るのとはまったく違うのである。
路上で声をかけられたスカウトを通して風俗店に入ったという女性もいる。スカウトが背中を押して女性を風俗に導く。女性は金が欲しい。高給を稼げる仕事を探している。そこにスカウトに声をかけられて渡りに船と乗り込む。
その他にも友達に声をかけられて一緒に面接して風俗店に入ったという女性もいる。「友達の紹介」というのは意外に多い。東南アジアの売春地帯《シンシティ》でも、多くの女性が友達の紹介でやってきて、場に慣れてくると自分でバーを渡り歩くようになっていた。
アンダーグラウンドに背中を押してくれる友達の存在はとても大きなものがある。
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