「ワクチン接種は、社会や国や経済のためにもなる」と考えてもいいのでは?

「ワクチン接種は、社会や国や経済のためにもなる」と考えてもいいのでは?

ワクチンができた。ファイザーのワクチンは95%の有効性があるとされている。中国発コロナウイルスは人類に悪夢をもたらしたが、それをワクチンが収束させることができる可能性が高まった。「ワクチンは人口を減らすための陰謀」みたいな考え方があるなら、「ワクチン接種は現在の混乱を早く抑えるための勇気ある行動」という考え方もあっていい。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

弱者を救うどころか、崖から突き落とそうとしている

2020年を揺るがしたコロナ禍だが、いよいよファイザーのワクチン、あるいはモデルナのワクチンが成功して接種が始まることから、今は「夜明け前が一番暗い」という状況であるように見える。

ワクチン接種はアメリカ、イギリス、カナダで始まっており、最初は医療従事者や介護施設の入居者に接種され、それから徐々に一般の人に広げていくことになる。2021年の夏以後はパンデミックを収束することが可能になるだろう。

一般の人に出回るのは春過ぎになるということなので、今年の冬は「ワクチンなし」で乗り切らなければならない。希望は見えてきたとは言えども、コロナ禍の収束はまだまだ先の話なので、ここで経済を止めてしまっては大勢の人たちが貧困に落ちる。

マスコミはこぞって経済を破壊するような極度の自粛を煽っているので、私は社会のどん底(ボトム)にいる人たちがコロナと経済の二重苦で生きるか死ぬかの極限にまで追い込まれると考えている。

すでに2020年3月からの経済的ダメージで、非正規雇用者は困窮し、疲弊している。その疲弊は7月から自殺率の増加という形で増えている。政府の特別一時給付金は10万円が1回だけだったので、仕事を失ってしまった人はもう生活を支えられない。

言うまでもないが、冬に住む家を失って路頭に迷うというのは、その瞬間に生死に関わる修羅場に落ちるということである。冬を越せない人も出てくるだろう。あるいは、栄養失調になるまで節約したり、ギリギリまで借金をして首が回らなくなってしまう人も続出するだろう。

こうした一体が力尽きるのが3月だ。2021年の3月は自殺者数が悲惨なことになってしまっているのは予測できる。(ブラックアジア:経済困窮した女性は、12月後半から3月までが生きるか死ぬかの瀬戸際になる

政治家はこうした人たちを救うべきなのだが、驚いたことに、今の内閣は経済を回すよりも経済を止める方に舵を切った。弱者を救うどころか、崖から突き落とそうとしているのである。

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38.8%の医師が「できればワクチンを打ちたくない」と答えた

ワクチンが開発されたことで、とにかく先は見えた。しかし、このワクチンについてはすべての専門家が手放しで喜んでいるわけではなく、「あまりにも早急に許可されたので、安全性に関しては懸念がある」と釘を刺す医師もいる。

ワクチンを打ったことによって、逆に重篤な副作用に見舞われることもあれば、場合によっては死んでしまうこともあるかもしれない。

薬というのはワクチンだけでなく何でもそうだが、安全は100%担保されていない。ただの風邪薬ですらも副作用を起こして病院に担ぎ込まれる人もいるのだ。

ファイザーのワクチンも、「過去にワクチン接種で重大なアレルギー反応が現れたことのある人は接種しないように」と呼びかけているので、12月から来年3月の間にも様々な懸念すべき事態が起こるかもしれない。

すでにファイザーのワクチンで2名が血圧の低下を伴う強いアレルギー反応を起こしている。接種した人数が増えれば増えるほど、問題もまた多く発表されるのは統計的に見ると当然のことでもある。

専門家が懸念しているのは、ワクチンを打ってすぐにあらわれる副作用とは別に、ワクチンを打った後に出てくる遅延性の副作用の方だ。通常のワクチンは接種から二週間を観察するのだが、実はコロナのワクチンは一週間しか見ていない。

専門家は「開発・承認のスピードを早くするために安全性の検証を飛ばした」と考えている。専門的に言えば「臨床試験の工程短縮」だ。本来ではあってはならないことを、政府の圧力で製薬会社はやったのだ。

それがゆえに、専門家の中にも「私はコロナのワクチンを打たない」と明言している人もいるし、医療関係者も38.8%近くの人は「できればワクチンを打ちたくない」と答えている。

100%の安全性はないのだから、必ず副作用を引き起こす人が出てくる。そのたびに接種が控えられたりすると、ワクチンが一般に出回るのはどんどん後に伸びていくのかもしれない。

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「私は絶対にワクチンなんか打たない」という反ワクチン派

コロナのワクチンは確かに安全性が他のワクチンよりも担保されていない。何か起こり得る可能性も考える必要もある。そう考えると、誰もが喜んで接種するわけではないというのは理解できる。

ただ、それ以外の理由でも「私は絶対にワクチンなんか打たない」という反ワクチン派(アンチ・バクサー)の人も大勢いる。それも、世界中にかなりの数で存在する。

「反ワクチン」という明確なポリシーを持っている人もいれば、「何となく信用できない」と思っているだけの人もいて幅広いのだが、「ワクチンは打ちたくない、打たない、拒否する」という姿勢を見せることでは一致している。

すべてのワクチンに関して、噂として様々な意見が飛び交っているのだ。

「ワクチンを打っても実は効き目がない」
「ワクチンは製薬会社が儲けるための詐欺」
「ワクチンによって逆に病気になる」
「ワクチンは他の病気を取り込む」
「ワクチンに不純物が混じっていて危険だ」
「ワクチンを打つと不妊になる」
「ワクチンよりも予防の方が大切」

オカルトを信じている反ワクチン派(アンチ・バクサー)の人たちの中には、以下のようにも主張している。

「ワクチンを打つと子供が自閉症になる」
「ワクチンは人口を減らすための陰謀である」
「ワクチンを進めるビル・ゲイツは悪魔主義者」
「ワクチンにはわざと有害成分が入っている」
「ワクチンにマイクロチップが仕込まれている」

反ワクチン派の人たちによると、「ワクチンに害がないと信じる人は情報弱者であり、こうした人たちが騙されて病気にされて悲惨な目に遭って死ぬ」ということだ。

それが正しいかどうかは別にして、それを信じている人たちが大勢いて、彼らは当然のことながら絶対にコロナ・ワクチンも打たない。誰が何と言ってもワクチンを拒絶する。

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私はファイザーのコロナ・ワクチンを打つことに決めている

私自身は別にビル・ゲイツが悪魔だとは思っていないし、ワクチンが絶対に効かないものであるとも思っていない。

薬は100%安全ではないということを認識し、ワクチンの副作用があることも理解し、もしかしたら自分がワクチンの副作用で問題が起きるかもしれないということも分かっている。

その上で、私はファイザーのコロナ・ワクチンを打つことに決めている。

いままで、麻疹(はしか)や、風疹や、おたふく風邪などのワクチンがいかに人類に貢献してきたのかを調べて、私はワクチンの偉大さを理解している。

ワクチンがなければ人類は長寿になっていなかったことも理解しているし、ワクチンだけでなく、抗生物質も含めて医学の進歩には敬意を払っている。

抗生物質がなければ、私たちは今もなお梅毒や淋病でボロボロになって苦しんでいたはずだ。(ブラックアジア:ポックス。乱交と不道徳の結果、人間を生きたまま腐らせた中世の「不治の病」

製薬会社は儲けすぎという意見もあるのだが、製薬会社が生み出した製薬も人類を救ってきたことも私は評価している。

今回のコロナ禍についても、製薬会社は多大な努力をしてワクチンを生み出してきたというのを目の当たりにしているし、結局のところ人類はワクチンでしかコロナを迅速に収束する手段を持たない。

中国発コロナウイルスは経済をズタズタにした。人々を社会のどん底(ボトム)に突き落とした。そして、社会のどん底(ボトム)でもがいている人たちが次々と自殺に追い込まれるような状況を生み出している。

しかし、ワクチンができた。ファイザーのワクチンは95%の有効性があるとされている。中国発コロナウイルスは人類に悪夢をもたらしたが、それをワクチンが収束させることができる可能性が高まったのである。

「ワクチンは人口を減らすための陰謀」みたいな考え方があるなら、「ワクチン接種は現在の混乱を早く抑えるための勇気ある行動」という考え方もあっていい。

「率先してワクチンを打って大丈夫だと安心させてやる」
「率先してワクチンを打って混乱を収束させてやる」
「率先してワクチンを打って人々を安心させてやる」
「率先してワクチンを打って国や経済を安定させてやる」
「率先してワクチンを打って医学をリスペクトする」

そんなふうに考える人もいていいはずだ。「ワクチンを打つことが自分のためだけではなく、社会や国や経済のためにもなる」ときちんと説明できるリーダーがいれば、日本は真っ先にコロナの混乱を収束できるかもしれない。

ワクチンについては、人それぞれいろんな考え方があるだろう。私は、ワクチンが打てるようになったら打つ。

『恐ろしい感染症からたくさんの命を救った現代ワクチンの父の物語(ポール・A. オフィット)』

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