フィンランドの生物学者であるウルスラ・マルキンコレスカ氏は「男はどんな女性の顔を好むのか?」というテーマで、28ヶ国、16言語で、オンライン・アンケートを取った。
そのアンケートでは、18歳から24歳の異性愛者1972名に対して、20組の白人女性の顔を見せて、どの女性の顔が好きなのかを判定させるものだった。
その20組の白人女性の顔は、目の大きさ、唇、骨格等がすべて違っているものだ。その中でどんな女性がタイプなのかを選ばせて、今度はその1972名に対して、男たちがどんな環境で暮らしているのかを調査した。
彼女の研究の意図は、「環境の違いによって、好まれる女性のタイプが違ってくるのか」というものだった。
たとえば、生存環境の厳しく新生児の死亡率が高い国と、先進国の男たちと、女性の好みは違って来るのだろうか。
あるいは、殺人率の高い国で暮らす男と、安全な国で暮らす男とでは、女性の好みは違って来るのだろうか……。