◆2030年頃、タイの売春地帯ではフェイスタトゥーの女性も普通になるかも?

◆2030年頃、タイの売春地帯ではフェイスタトゥーの女性も普通になるかも?

アンダーグラウンドをうろうろしている人生なので、私はタトゥーの入った女性にはまったく違和感はない。

東南アジアで私が知り合った女性の多くは何かしらのタトゥーが入っていたし、今となっては「タトゥーは覚えているけれども顔は忘れてしまった」という女性も多い。

愛した女性も多くはタトゥーが入っていた。私はタトゥーを含めて彼女たちを愛したし、今でも彼女たちと共にその図柄を懐かしく思う。

2014年から私は統計的にも日本の女性が貧困に苦しむようになっていると思って、日本の風俗嬢とも会うようになったのだが、日本の風俗嬢はタトゥーを入れている女性は国外よりも圧倒的に少なかった。

「ファッションでタトゥーを入れる女性は増えた」とは言うのだが、私に言わせれば日本のタトゥー人口は私が行き来していた東南アジアの女性に比べると極度に少ないようにも見える。

しかし……。やはり、刺青(いれずみ)文化が濃厚に残っているのが日本だ。稀にタトゥーではなくて和彫りを入れた女性と会うこともあるのだが、彼女たちの肌に刻まれた和彫りは本当に美しくて息を飲むほど素晴らしかった。

一度、背中に大きな鯉を彫った女性と出会ったのだが、この女性のことを私は一生忘れることはないだろう。彼女が上下に動くたびに、その背中の鯉はまるで彼女とは別の生命を持っているかのように躍動していた。見事だった。

彼女のことは、電子書籍『デリヘル嬢に会う』の「巨大な鯉を背負った女」に書いている。(ブラックアジア:デリヘル嬢と会う: 彼女は、あなたのよく知っている人かも知れない

背中だけではなく、全身に刺青が入った女性にも何人も会った。彼女たちにもそれぞれの人生があって、話を聞いていると心に残る。私自身は女性のタトゥーにこだわっているわけではないのだが、そうした女性の生き様は強い印象を私に残す。

ところでこのタトゥーだが、私はまだ顔の目立つ部分にタトゥーを入れた女性とは出会ったことがない。東南アジアの売春地帯にも、日本の風俗にもいなかったからだ。しかし、恐らく今後はどこかで会うのだと思っている。

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