コロナ禍は11月の半ばあたりから日本でもどんどん悪化して感染者を増やし続けており、今もその勢いは止まっていない。
しかし、国民も政府も4月から5月の緊急事態宣言で経済がボロボロになってしまったのをみて、もう誰も「感染拡大を防止するために都市封鎖(ロックダウン)せよ」と無責任に言わなくなった。
都市封鎖をしたら感染者は減らせるのだが、失業者が増大して余計に社会が混乱してしまう。それならば、コロナ感染の防止はひとりひとりの心がけや注意に任せてワクチンが出回るまでの期間は、何とか都市封鎖をしないでやり過ごそうというのが今の政府の基本方針だ。
コロナ禍は収まっていないのに、政府は特別給付金10万円を一度しか出していないので、非正規雇用者はすでに使い果たして困窮してしまっている。そのため、7月からどんどん自殺者も増えている。
特に女性の自殺者が急激に上昇しているのだが、これはもちろん非正規雇用者の多くが女性であることも関係している。
コロナ禍で非正規雇用の女性の仕事が次々となくなり、ステイホームの強要で孤独感が増し、経済的な不安と共に先行きの不安までもが増している中、何も持たない女性は絶望しかない。
こうした不安定な状況なのに、11月の後半に入るとコロナの感染拡大は「第二波」とも「第三波」とも言われるようになっていて、ワクチンが出回らない中でやり過ごすしかない今年の冬は経済収縮が予測されている。
ますます、女性たちは追い込まれていく。
歓楽街はどうなるのか。確かに都市封鎖はされないので歓楽街は開いている。しかし、かつてのように客がくるわけでもないので、持続化給付金などでかろうじて息をしていた弱小の店舗は持たずに閉鎖となるだろう。
風俗はどうなのか。