◆歌舞伎町の集団リストカット。部外者には理解できない裏の世界観が存在する

◆歌舞伎町の集団リストカット。部外者には理解できない裏の世界観が存在する

真夜中の世界をうろうろしていると、手首に傷が付いている女性に出会うことは珍しくない。規則正しく平行に傷が並んでいるのですぐに分かる。リストカット(リスカ)と呼ばれる自傷行為である。

興味深いことに、タイでも、カンボジアでも、インドネシアでも、インドでも、シンガポールでも、そうした女性を見る。

自分の人生に、自分自身に、自分の今の境遇に、自分の過去に、自分の将来に、大きなフラストレーションを持っている女性が、どうにもならない現実を前にして自分自身を傷つける。

リストカットについては、ブラックアジアでも何度も取り上げてきた。非常にキツい画像が多いが以下のリンクで辿ることができる。

・ブラックアジア:【閲覧注意】リストカット

リストカットに至る女性については、その心境は複雑なものがあって一様ではない。リストカットという結果は同じでも、そこに至る要因は女性によって様々である。だから、リストカットに至るまでの心理状況は実際には百人百様のものがあるのだと思う。

上記のリンクを辿ってもらえば分かるが、リストカットは傷痕もショッキングではあるが、その現場もまたショッキングである。

そのため、心理的にリストカットに追い込まれる女性については同情や理解はあったとしても、リストカットという行為そのものにまで許容する人はほとんどいない。しかし、リストカットという行為を含めてまで許容できる人もいる。

ちょうど一年ほど前。2019年のある日。東京都新宿区の歓楽街である歌舞伎町で、ある事件が起きたことがあった。メイド服の女性たちが集団でリストカットをするという事件だった。

とても奇妙な事件だったので、理解はできないものの、もしかしたら知っている人もいるかもしれない。

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