男女問わず、100人に1人がかかっている精神的な障害があるという。それは、「身体醜形障害」というものだ。これはいったいどのようなものなのか。あなたは、このように考えたことはないだろうか。
「自分の顔は醜い」
「自分は容姿が良くない」
世の中には端正で美しい顔立ち、恵まれた容姿を持った人たちがいる。そういった人たちは、いつもちやほやされて注目の的になる。
「そんな人たちがいるのに、自分はいったいどうなのか。まったく美しくない……」
端から見ると、それほどひどい顔立ちでもなく、深く気に病むような顔や身体ではないにも関わらず、自分の容姿の欠陥が頭から離れず、深く思い悩む。こういった人が「身体醜形障害」を持った人であるという。
確かに、こういった人たちはいる。女性に多い。醜くないのに、醜いと思い込んでいるのである。