閲覧注意
普通の人も、本当は心の中にひた隠しているが、実はしっかりと持っている倒錯の快楽のひとつに、「破壊することの快楽」というものがある。
多くの人は、何かを創造することや、何かがきちんと動くようにするということに喜びを感じるものだ。
しかし、それと同時に、多くの人が自分の心の中に創造とはまったく真逆の快楽があることにも気付いている。
それが「破壊」することの快楽だ。何かをめちゃくちゃに壊したい、という気持ちに駆られる人は少なくない。
窓ガラスを片っ端から叩き壊す子供、皿を叩き割る主婦、公共物を破壊する暴徒の姿は、しばしば目撃される。破壊することによって、一種の精神的な清涼感を感じる人は珍しくない。
しかし、多くの人は、自分の心の中にある「破壊することの快楽」には気付かないふりをしてやり過ごす。それは自分の心に潜む反社会的な願望で、危険なものだからである。下手すると、自分が犯罪者になるかもしれない。