◆自殺配信。疲れ果てた人にとって、永遠に楽になれるという事実が自殺だった

◆自殺配信。疲れ果てた人にとって、永遠に楽になれるという事実が自殺だった

2020年2月18日。世の中が新型コロナウイルスの恐怖で右往左往している最中、横浜市瀬谷区にある相鉄線の瀬谷駅でひとりの女子高生が自殺している。防犯カメラによると、彼女は特急が通過する直前に線路に飛び降りて死んでいた。

死ぬ前、彼女はホームのベンチにスマートフォンの動画を撮影している状態にして置いていて、自分が電車に飛び込む瞬間を撮影していたのだった。彼女は何日も前から「死ぬ」と宣言していた。そして、それを配信するとも書いていた。

『自殺配信する理由は、死んだ証を残したいからです。そこらへんのファッションメンヘラと一緒になりたくないからです』

『電車で死ぬなんて迷惑かけてごめんなさい。本当に申し訳なく思っています。だったらやるなって話だと思いますが、限界です。最後のわがまま許さなくてもいいです』

そして彼女は本当に自殺した。彼女の希望通り、それはツイッターに流された。しかし、その動画はすぐに消されてもう表側では誰も見ることができない。

「自殺対策白書」によると、15歳から29歳までの若者たちの死因のトップは自殺であると記されている。若年層の死に自殺がトップに来るのは、先進国では日本だけである。日本の社会の裏側で若い人たちが漠然と死を求め、そして夢遊病者のように死に歩み寄っているのだった。

生きにくさを感じ、それを克服するよりも逃げたいと思っている女性が、究極の逃亡である「死」を求めて孤独にさまよっていた。

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