国連が発表しているデータに「後発開発途上国」のリストがある。後発開発途上国とは、発展途上国の中でも特に開発が遅れている国、言ってみれば「最貧国」の国々を指す。
国連が「後発開発途上国」と呼ぶのは、次の3つが当てはまった国である。
(1)所得が低いこと。
(2)人的資源が低いこと。
(3)国としての機能が脆弱であること。
分かりやすく言うと、国民の平均年収約12万円以下で、食べ物も医療も充分ではなく、国のインフラも整っておらず何かあればすぐに国民が困窮してしまうような国々を「後発開発途上国」と呼んでいる。
その多くはアフリカだが、アジアも9ヶ国含まれている。