アルコールはドラッグの一種であるということを敢えて「見て見ぬフリ」をする人は多い。飲み続けると酩酊し、我を忘れ、気を失う。ほどほどに飲めば心地良いが、人は往々にして飲み過ぎる。
そして、アルコールへの臨界点を超えると依存症へと進んでいく。そう考えると、ドラッグで正気を失った経験を持つ人は、実は多いに違いない。
日本はアルコール以外にも覚醒剤のようなドラッグもアンダーグラウンドで流通しているのだが、まだまだ「乱用」されるほど蔓延しているわけではない。日本人が節度を持って遠ざけているからではなく、単にドラッグが「手に入りにくい環境」だからであると言える。
外国人の大量流入と共に日本をターゲットにしたドラッグ密輸が増えているのだが、警察当局がきちんと機能して乱用を食い止めている。
それでも大量のドラッグが流れ込んでいるのは事実であり、いつ警察の能力の限界を突破するのかは分からない状況だ。想定以上に外国人が流入しているのだから、いずれは警察が抑止できないほどのドラッグが流れ込んでもおかしくない。
そんな日は来ないと断言できればいいが、本当に断言できるだろうか。