野村證券の社員だった「千葉健太」という男と「樋野良輔」という男のふたりは、合コンで知り合った20代の女性にゲームと称してアルコールを大量に一気飲みをさせて意識を飛ばし、この女性をホテルに連れ込んでレイプして逮捕されていた。
女性に意識を失わせて性行為をするというのは、泣き寝入りレイプの最たるものである。日本でも、最も多いレイプは夜道で知らない女性を後ろから襲ってレイプするものではない。
友人や同僚が、女性にアルコールをどんどん飲ませて意識を混濁させたり、寝かせてから、ホテルに連れ込んでレイプするというものなのである。
これは、いつの時代でも、男たちの間では「女性の身体をモノにする」ための基本中の基本となっている。千葉健太と樋野良輔もまた、この手口を使って女性をレイプしていた。
ところで、この2人の手口はかなり手慣れているので、警察当局や事件ジャーナリストは常習犯ではないのかと疑っているのだが、さらにもうひとつ疑われているのは、本当に「アルコールだけだったのか」ということだった。
どういうことなのか。