インドネシアで、ある中年の女性がフェイスブックで自分の職場の写真と自分の写真をアップしていた。よくある話だ。彼女はとあるホテルの従業員で、ごく真面目に働く普通の女性だった。年齢は30後半か40代くらいだろうか。
ところで、彼女はプライベートで自分の下着姿とヌードをプライベートでも撮っていた。
もちろん、こちらはインターネットには上げていない。彼女の個人的なパソコンの中に、大事にしまっておいた写真だった。
ところが何が起きたのか、このプライベートのはずの写真がインターネットに漏れた。なぜ漏れたのか彼女には分からなかったが、それがインドネシア人が利用するネット掲示板にベタベタと貼られていたのだった。
彼女は自分が特定されないはずだと思った。ところが誰かがその彼女のプライベート写真と、彼女がフェイスブックに上げていた職場の写真が同一人物であることを見抜いた。
そして、彼女がどこのホテルに働いているのか、名前は何なのか、すべてを暴露されてた。彼女は職場を失った。職場を失うだけでなく、彼女はもう今までの共同体では生きていけなくなってしまった。
何しろ、全員が彼女のヌードを見ることができるからである。彼女はモデルでも女優でも何でもなく、ごく普通の地味な女性である。もう若くもない。そんな女性にとってプライベートのヌードが漏れるというのは想像を絶する地獄のはずだ。