身体的な能力は鍛えれば伸びる。だから、努力は必要であるのは間違いない。しかし、努力が必要なものには「チート(裏道)」が常に存在する。それが、ドーピングだ。身体能力をドラッグで増強する。
オリンピックではドーピングがいつも噂になる。ドーピングとは要するにドラッグで肉体能力を向上させる方法だ。これが禁止になるのは、ドラッグを使った選手と使っていない選手の差が歴然として現れるからだ。
ところで、「脳」もまた身体器官のひとつである。だとすれば、「脳」もまた、ある種のドーピングが可能であることを意味している。
記憶法云々の前に、そんなものは「金で手に入れている人がたくさんいる」ということを以前に書いた。(ブラックアジア:記憶力でさえ金で手に入れる。危険な方法が裏で流行している)
現実を直視すると、すでに欧米では「脳のドーピング」もまた当たり前に行われている。ドーピングが止まらないのは、それが確実に自分の身体的能力を増強させるのが目に見えて分かるからである。
ナチュラルでは、ドーピングした人間には勝てない。では「脳」をドーピングすると、どうなるのか。増強された記憶力が手に入るということにならないか……。