2019年1月4日。75歳のドイツ人がドラッグ・ミュールで逮捕されている。カンボジアのシェムリアップ国際空港から福岡空港に入ったのだが、そこでリュックサックの中に覚醒剤が隠されているのが発覚した。
カンボジアでリュックを渡され、「これを日本に送り届けたら報酬を出す」と言われて中身が何か分からないままそれを日本に持ってきた。典型的な『ドラッグ・ミュール』事件だった。(ブラックアジア:「ブログに旅行記を書いてくれるなら無料で海外旅行」で何が起きたか?)
2019年1月8日。30歳のカナダ人ジャーメイン・アンソニー・モリスが成田空港で逮捕されている。この男は覚醒剤とマリファナ合わせて4.6キロを缶詰に入れて日本に持ち込もうとしていた。末端価格は総計で1億700万円相当のものだった。
そして、その12日後。福岡県警は34歳の暴力団幹部を覚醒剤を顧客に郵送しているのが発覚して逮捕されている。
さらに二日後。今度は宮城県で4.8キロの覚醒剤をロウソクの中に入れて日本に密輸していた日本人の男ふたりが逮捕されている。末端価格は約2億9000万円。宮城県では最大の押収量の覚醒剤となった。
これを見ても分かる通りだ。再び、覚醒剤汚染が日本で広がろうとしている。