◆死にたくなって宇都宮。東京を離れた20歳の風俗嬢は生き残れるか(1)

◆死にたくなって宇都宮。東京を離れた20歳の風俗嬢は生き残れるか(1)

野良犬の女たち
宇都宮は栃木県の中核都市だが、人口は50万人以上もいて結構な規模の都市だ。上野から普通の電車に乗って向かっても2時間以内で着く。東北・北海道新幹線を使うと一時間もかからない。

とは言っても、東京県内で暮らしている人間には宇都宮はまったく行く用事もなければ関心もないはずだ。東京の人間が栃木県に行くと言えば、日光か那須に観光に行く程度でしかなく、宇都宮を好んで行く人はほとんどいないのではないか。

この日、私はその宇都宮に向かっていた。

新幹線で行ってもよかったが、特に急ぐ必要もないので池袋からJR湘南新宿ラインに乗った。一時間半ほどかけて電車に揺られながらの小さな旅だった。大宮までは電車も混んでいたが、そこを過ぎると人がどんどん消えていき、光景も電車の中も寂しくなっていく。

ひとりの茶髪の派手な女性がずっと電車の中で寝ていた。彼女も出稼ぎ風俗嬢なのだろうか、と私はひとりで思ったりしていた。

関東圏に拠点のある風俗嬢にとって宇都宮は重要な出稼ぎ拠点のひとつである。一週間に5日、出稼ぎ先で働いて休みの2日は東京に戻るという出稼ぎをしている風俗嬢は大勢いる。宇都宮は「5日は一生懸命に働くが2日は東京に戻りたい」という風俗嬢には最適の場所なのである。

この日、私はそうした出稼ぎ風俗嬢のひとりに会うつもりだった。「死ぬことしか考えていなかった」という20歳の風俗嬢に……。

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