◆海を渡ってきた流れ者。新大久保にもまだタイ女性が立っていた(2)

◆海を渡ってきた流れ者。新大久保にもまだタイ女性が立っていた(2)

野良犬の女たち
夜の新大久保の路地は、どこを歩いてもゴミの臭いが強い。普通のゴミではなく、ニンニクの強烈なゴミの臭いだ。

私が知り合ったばかりのタイ女性と歩いていると、向かい側から大きな声で叫ぶように韓国語を話している二人組の若い男と通りすがったのだが、彼らもまたニンニクの臭いをプンプンさせていた。

“Korean, many many”(韓国人いっぱいね)

タイ女性が言った。ふと彼女が私のことを韓国人だと思っているのだろうかと心配になった。

“I’m not Korean, Japanese.”(俺は韓国人じゃないよ、日本人だよ)
“I Know, you, khon Ipun!”(分かってる。あなた、日本人よ)

彼女は笑った。彼女は少し話しただけで、日本人と韓国人の見分けが付くくらい人間観察ができているということだった。「アリガト、コンニチハ、アナタ、カッコイイネ」と彼女は得意げに、知っている日本語の単語をいくつか私に並べた。

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